成績優秀者の表彰

カンボジアの学校では、学業への取り組みの啓発をするために、年度末に成績優秀者を発表します。

スバイリエンのHunsen Mukda Primary Schoolのキムホン先生のクラスから、5名の生徒が選出され、表彰されました。

カンボジアの小学校の就学率は約77%、中学校は約42%です。

年々向上しつつあるといわれていても、まだこの数字が現在の大きな教育課題でもあります。

実際のところ、地方の小学校の学齢の子どもは、家族として一家の貴重な労働力となっているため、農繁期には学校を休みがちになったり、家の仕事が継続的に忙しい場合には長期休業をしてしまう子どもたちも少なくはありません。

その結果、しまいには学校に来なくなる子も出てくるのです。

貧しさの最優先課題は、いつの時代でも食を確保することです。

光の当たる子の陰に隠れた子たちの存在にも目を向ける必要があります。

我々は、自分自身が学びを収められたことに感謝するとともに、少しでもこのような子どもたちへの学びが継続するための支援をしてあげたいと思うのです。