10日前にカンボジア行きを決断したご参加者
この度のご参加者は、まとまった休暇が取れたため、急遽ご参加を決断されました。
本を届ける支援に魅力を感じて、数あるボランティアの中から、チアフルスマイルの支援活動をお選びいただいたとのことでした。
こういった、支援マインドに私はいつも心を動かされます。
予定通りのフライトでプノンペンに到着。
翌日の午前中、王宮とトゥールスレン博物館を訪問していただきました。
あまり残酷なものは耐えられるかどうかと心配していましたが、オーディオガイドを聞きながら、1時間半ほどで回っていただきました。
タックドンで水分補給です。
プノンペンからスバイリエンへ
午後には、バスにてスバイリエン州へ移動。
車窓を楽しみながら、3時間ほどの移動で、街の中心部に到着しました。
我々はここで途中下車します。バスは、そのままベトナムのホーチミンへ向かいました。
教員養成大学にて
降車場所のすぐ近くにある教員養成大学を訪問。
学内環境も、私がいたころと比べたら、きちんと整備されています。
寄贈した桜の苗木も訪れるたびに大きくなっています。
何年かのちに、桜が満開になる日が来ることを思うとわくわくします。
チアフルスマイルの名前が記載されています。
彼とは旧知の仲で、仕事はもちろんのこと、プライベートでもよくご一緒させていただきました。
学長室の前に掲示されているスバイリエン教員養成大学の使命が書かれたプレート。
学内を歩いていると、あちこちから声をかけられます。
皆さん、手を合わせてご挨拶してくれます。
数学の授業研究に熱心だったロタナー先生と。
私は、直接指導していませんが、37期生の学生たちが温かく迎えてくれました。
学生たちも日本からの来訪者に興味津々。
同世代なので、心の距離感も近いですね。
夜の会食会は初めてのカラオケハウスへ
この後、お馴染みのアプサラゲストハウスにチェックイン。
庭には、マンゴーの実が鈴なりになっています。
スティッカー張りの作業を終えて、夜の会食会はファミリーカラオケへ。
ここは、昔、よく利用したのですが、今回は新しい建物ができていました。
快適な室内です。日本の歌も歌えます。
明日の訪問で子供たちに踊りを通しての交流活動をする予定でしたので、その練習を兼ねて歌いました。
教官のセイハー先生は、歌が大好き。
2時間、楽しく過ごしました。
明日の打ち合わせもばっちりです。
訪問日の朝
街道沿いに、新しくオープンしたレストランです。
とてもきれいな店内です。
皆さんはクイテウを召し上がりました。ご参加者は、好き嫌いがほとんどないため、何でも美味しいと言って食べます。
メニューが豊富で、ほとんどのクメール料理を注文できます。
この後は、一路、学校へ。
40分ほど走って、Chrung Popel Primary Schoolに到着しました。門構えだけで、貧しい学校だとわかります。
校舎は一棟立っていて、3つの教室に1、2年・3、4年・5、6年の複式学級で授業を行っています。
図書室の書架には、本が全くありませんでした。
ご支援者から100冊の本が寄贈されました。また、日本から方位磁針を10個お持ちいただきました。
珍しい日本人の来訪者を見て、子どもたちが校庭に集まってきました。
子どもたちに、本を一冊一冊手渡します。
両手を合わせて本を受け取ります。とても礼儀正しい子どもたちです。
実は、この学校の敷地はパゴダ(寺院)と共用になっています。
お坊さんも図書の贈呈式に参加してくれました。
子どもたちが、礼儀正しいのも仏教の教えを受けているからかもしれません。
子どもたちは田舎独特の純朴さがあふれると同時に、その瞳がキラキラと輝いています。
柔らかな優しい口調で子供たちに語り掛けるご参加者です。
茶道についての紹介です。
まずは、実際にやって見せます。
見知らぬ外国の文化を、子供たちは興味を持って見つめています。
次は、代表で、6年生の子供たちにやってもらいました。
茶筅を、静かにかき混ぜます。
異文化に触れることは、この地域の子供たちにとってはとても珍しいことなのです。
次は、踊りの交流活動です。
AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」。
踊りが上手です。
続いて代表の子を集めて、まねて踊ってもらいました。
そして、踊りは全校生徒で一緒に。
最後に、クメールの踊りを披露してくれました。
ノリノリの子どもたちです。
踊りの後に、日本の方からいただいた折り鶴を一人一人に手渡しました。
ひと汗かいて、飲み物をいただきながら、感謝状を手に記念撮影。
教員養成大学36期卒業のSreynet先生の授業を見学。
後ろから見て、左側に1年生、右側に2年生の複式学級です。生徒数は、計45名です。
1年生は国語、2年生は算数の授業を行っています。
課題に対して、すぐに取り組みます。
そして、前に出て、計算します。
この子は、折り鶴をずっと手にしていました。
元教え子のクラスを見学していたセイハー先生は、計算の誤りのある子を丁寧に個別指導していらっしゃいました。
学校訪問の後は、校長先生のお宅に昼食にご招待されました。
クメール料理をたくさんごちそうになりました。
翌日のプノンペン観光
ご参加者様の強いご希望で、プノンペンから50㎞離れたウドンの街へ。
ここから、カンボジアの平野が一望できます。
時間をかけてでも来て本当によかったですと、お言葉をいただきました。
僧侶にお祈りしていただくご参加者様。
仏像にキスをするポーズ。
日本のうどんは、江戸時代にここに来た旅行者が、このウドンから持ち帰った珍しい麺を表現して、名付けられたのだそうです。うどんの語源がここにあったとは、面白い話ですね。