NGOの活動費はどのようにして生み出すか

今回、皆様方にNGO活動の運営自体を明かすことで、より深く活動趣旨を理解していただこうと思います。

2018年、NGO活動を始めるに当たり、私が持っていたものは、準備金の5,000$。それと活動への想いだけ。

何人かの心あるカンボジア人に活動への力添えを頂きながら、細々とスタートしたあのころ。

出ていくお金ばかりで、入ってくるお金はありませんでした。

これは、支援活動を続ける人が必ず通る道です。

私は、日本の顧客を対象にコンサルティング業を行っておりますので、その収益をあてがいながら続ける方策も取れますが、このままではいつかは続かなくなると当時よく思ったものです。

支援と言うと、ボランティア(無償)を連想する方が多かろうと思いますが、NGO活動そのものを継続していくためには、活動資金を生み出す必要があります。

例えば、辺境にある地方の学校を訪問するわけですから、一回の支援を行うのに、移動費用、ドライバー費用、宿泊費用、その他諸々の費用を含めると、相当のお金が出ていきます。

また、日本から支援物資を送っていただいても、それをお届けするためには、受け取り時に支払う税金、輸送交通費、現地校との連絡諸経費、移動費、宿泊費・・・、相当な出費が必要になるのです。

 

そこで、活動自体が次なる活動を生み出すモデルにする必要があることを実感したわけです。

現在、主に3つの方法で、活動費を生み出させていただいております。

1 当NGOのアクティビティで生み出す

これは、スマイルサポートツアー英語教育インターン支援活動説明会などの参加費により、次なる活動を生み出すことができるという仕組みです。時々、若者が参加する体験型のボランティアアクティビティに数十万円の金額が設定されているのを見かけますが、私が行うのは、適正な金額での直接参加型の支援活動です。単なる自己満足ではない本当に喜ばれる支援を目指します。もちろん、参加者には参加費以上の喜びと満足感をお返しすることを最も大切にします。

この活動趣旨から、当NGOのアクティビティには、ボランティア体験を求める方よりも、自らの手で支援をしたい方々のご参加者がほとんどです。

2 ご支援金を頂く

小口では1,000円から、大口の方からは数十万円のご支援を頂いております。また、マンスリーサポートとして毎月のご支援をくださるご支援者もおります。どの方も、当団体の理念をご理解していただいた上で活動を支えてくださり、本当に頭の下がる思いでいっぱいです。リターン付きのクラウドファンディング学校支援サポーター制度も行っております。1,000円のお金は、飲み食いに遣えばその場の満足で消えてしまいますが、支援に生かせば、8冊の本となって、子どもたちの将来に役立ちます。

もちろん、現在も私のコンサルティング業の収益の一部を、自らの支援活動に回しています。

3 ブログで収益を生み出す

ブログを通して、日本にいるより多くの方にカンボジアの支援活動や生活の様子などを発信し続けています。おかげさまで、2018年に始めた当ブログも購読者が500人を超え、毎日数百人の方に閲覧していただけるようになりました。

実は、このブログ自体が収益を生み出すモデルになっています。

それは、

広告クリック

によるものなんです。

毎日、数百円ほどですが、積み重ねると、大きな額になっていきます。特に、カンボジアの歴史について書いたページは、グーグル検索のトップに位置し、多くの購読者を集めています。はてなやアメブロといった無料ブログの場合には収益は望めないのですが、自分のブログに多くの人に読まれる質の高い記事を書くことで永続的な収益につながるという仕組みですね。

私のHPの記事の下に、じゃまにならない程度に広告が入っていると思います。その広告は、グーグルにより、来訪者の方の検索履歴に基づいて表示される仕組みになっているというわけです。

関心を引いた広告が現れたときにクリックしていただければ、それが活動費につながっていくということです。(広告から、資料請求やご成約になると報酬がぐんと上がります。これはアフェリエイトの仕組みと同じですね。)

また、ありがたいことに、アクティビティに参加した人に活動レポートを書いていただいたり、参加後のご感想を頂いたりして、活動の輪が少しずつ広がっていることを実感しております。

 

なお、私は現在、支援活動のためにカンボジアに在住しておりますが、コンサルティング業を行いながら、自分の生活費は自分で生み出しています。

ですから、上の3つで生み出されるお金は、すべて支援活動のためだけに遣われることを最後に付け加えさせていただきますね。

PS:カンボジアもワクチン接種が進むにつれ、学校再開の見通しが立ってきました。今年10月には、観光客の受け入れも再開する予定だとの発表もありました。カンボジアでは長期間、学校教育が停滞しておりましたので、子どもたちの学びの回復をサポートすることも新たな課題となりそうです。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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