日本では見られないカンボジアの授業中でのシーン

活動レポート

先週の算数指導教室でのこと。

参加する子どもたちも、50名にまで膨れ上がりました。

第1回から継続して参加している子たちは、目に見えて計算のスピードがついてきています。

 

さて、今回目にした、おそらく、日本の学校ではあり得ないだろうと思われることを挙げてみます。

まず一つ目。

みんな一生懸命に課題に取り組んでいる中で、答えを書き間違えた子が、なんと・・・。

隣の子が一生懸命に書いている消しゴム付き鉛筆を奪い取って、消しているではありませんか。

自分の消しゴムを持ってきていないのでしょう。

それを数か所で目にしたから、これは結構ショック。

人が作業しているところ、それを奪って使うのは許されません。

先日、トイレの竣工式で日本から届けられた消しゴムを寄贈したばかりですから、自分の消しゴムを持っていないというわけではありません。

これは、必要なものを準備してくるという生活習慣が彼らに身に付いていないことに原因があろうと思います。

一度、必要な持ち物をきちんと説明して、持ってくる習慣を徹底する必要があると思っています。

 

次に、二つ目。

お菓子を食べながら課題に取り組んでいる子が数名いること。

もちろん、正規の授業においては、カンボジアの先生方は授業中の飲食を当然禁止しています。

でも、これは自主的参加の課外授業ですから、本人は許されると思っているのかもしれません。

でも、日本の学校と違って、カンボジアの学校は校内で飲食OKなんです。

休み時間には、子どもたちが売店で食べ物を購入して、朝食を食べている姿をよく見かけます。

(確かに、欧米でも、休み時間の飲食が許されている国は結構ありますね。)

カンボジアの学校に、日本のような厳格さはありません。

もしも、日本の学校内で、お菓子の袋が校庭にでも落ちていたら、

「あー、誰かが学校でお菓子を食べた。」

と大騒ぎになりますから。

 

そして、三つ目は、そこに現れる犬。

皆さん、なぜ犬が教室内に入ってくるか、わかりますか。

答えは、とてもシンプルです。

カンボジアの犬の役割は、実は、

残飯処理とガードマン

なんです。

この犬は、床に落ちた食べ物を狙って教室に入ってくるんです。

ローカル食堂には、テーブルの周りをうろうろしている犬を見かけることがあるでしょう。

かみつくようなことはありませんから心配はいりませんが、これも日本の学校ではあり得ないことですよね。

この犬、床に何も落ちていないと認識すると、プイと出て行ってしまいました。

その食べ物や飲み物がもう一つの問題を引き起こしています。

校舎の裏には、ごみの集積場があるのですが、あいにくの雨季で、水がたまり、その湖面に流出しています。

これらはすべて子どもたちが食べた後のもの。

ほぼ、プラスチックごみと言っていいでしょう。

白い入れ物は、ノーメンチョというカンボジアの朝ごはんでよく食べられているそうめんの容器です。

そして、プラスチック製のスプーン。

飲み物を入れるプラスチックカップ。

ストロー。

大量のポリ袋。

お菓子の袋。

カンボジアの環境問題の縮図を見ているようでもあります。

700人が食べた後は、こうなるわけです。

そして、大雨や強風で、散らばった結果がこれなんです。

ごみ処理のパッカー車が、田舎の学校に回ってくることはありません。

燃やすか埋め立てるかの処分方法になります。

でも、この現状を見たら、日本人の感覚からしたら、何とかしないとと思うはずです。

朝7時に開始するカンボジアの学校の授業。

朝食を食べずに登校する彼らに、校内で食べることを禁止するのは、難しいと思います。

それなら、ごみ処理の方法をみんなで真剣に考えていく必要があると思っています。

 

これらのこと、現地の立場に立って捉えてみれば、我々の目で見ると常識外れに思えることも、カンボジア側ではその背景が必ずあるということです。

日本のやり方を一方的に押し付けても、無理だと思われるだけ。

ごみ問題については、今後、先生方の意見を聴きながら、改善の方向に向けて助言していこうと思います。

最も大切なことは、自分たちできれいな学校にしていこうというマインドです。

誰だって、きれいな方がいいのは当然のこと。

カンボジア人だって掃除はします。

でも、それが公共の場になると、そうならない。

つまりは、公共心・公益心の問題。

きれいにすると、気持ちがいい。

きれいになると、いいことが起こる。

そんなマインドを引き出せるかどうかは、こちらの関わり方次第だと思っています。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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