カンボジアの子どもたちへのメンタルケアはどうあるべきか

活動レポート

最終更新日 2022年6月4日

カンボジアの子ども80%が精神的ストレス抱える:報告書

2022年06月03日 ポステカンボジアより

上の記事、まずはお読みください。

いかがでしょうか。

常日頃、潜在的に感じていることではありますが、80%の子どもが精神的な悩みを抱えているという数値的なエビデンスにちょっと考えさせられることがありました。

私たちも、日常的にカンボジアの子どもたちに接しているからこそ、上の数値に関心が向かいます。

 

この記事では、精神的な悩みの原因は、

親の借金

と語っています。

 

では、なぜ親の借金が生まれるのか。

 

実は、カンボジアの各家庭は、思った以上に出費が多いという現実があります。

 

日本から来たばかりの人には見えないことですが、実を言うとカンボジア人は、出費を余儀なくされる社会構造の上に成り立つコミュニティで生活しているんです。

 

まずは、

冠婚葬祭

への出費が挙げられます。

結婚式、お葬式、お寺へのお布施、学校への寄進、各種行事。

人づきあいには、すべて、お金の出費がついて回ります。

そして、現地の人々にとっては、コミュニティの中で外れた行為は許されないことです。

お金をケチって、少額しか払わないと村八分にもされかねません。

それは、生きていく場所を失うことになりますから、一般的に妥当とされる金額を支払うことになります。

ここが、帰る場所を持つ外国人として来ている我々と、現地で生きていく宿命を背負うカンボジア人との大きな違いですね。

 

例えば、結婚式に出席するならば、最低でも50,000リエルの祝儀を持ち寄ります。

これが、つながりが濃いほど、20$、30$と高くなっていきます。

式を開催する側は、来訪者にふんだんの食事や飲み物をふるまっているわけですから、妥当な金額を支払うべきと言うことになるわけです。

 

次に、年に数回ある帰省時の家族へのお土産や持参金への出費は定石です。

年に2回、お盆と正月前にプノンペンでひったくりや強盗が起きるのも、これに必要なお金を工面するなどの背景があったりします。

悪いことをしてまでやらなくてもいいのにと日本人は思うでしょうが、人は追いつめられると目的を達成するための手段を選ばなくなります。

帰省時に手ぶらで帰るなどということは、カンボジア人のプライドが許さないということがあるのかもしれません。

カンボジアは、殊の外、面子(メンツ)を大事にする社会でもありますから。

 

そして、極めつけは、様々なところで取り立てられる徴収金。

例を挙げれば、駐車違反をしてレッカー移動された車は、返却してもらうのに3,000$

請求されるなんていうことがあります。

つまりは、官憲は、こういうことをして利権をむさぼっていると言えましょう。

でも、一般税収が乏しいカンボジアでは、これがスタンダード。

我々が思っている以上に、庶民へのペナルティに対する罰則は厳しいと思っていて間違いはありません。

沿道でお店を開いている商店のほとんどは、営業許可なくしてやっていますので、ポリスが訪ねてきては、お金を徴収しに来るということもよくあることです。

 

そんなこんなで、出費を余儀なくされるカンボジアの一般家庭の中でも、財力に乏しい家庭は、最後には銀行に借金をする羽目になります。

そこでも、年利10~20%という高金利で、土地や住宅を担保に差し出して現金を借りるので、元金を返すこともままならないという状況に陥ったりするわけです。

現在のカンボジアに、銀行が乱立していることからも、いかに各銀行がお金を融資することで営利をあげているかがお分かりいただけることでしょう。

また、これは男に限っての話ですが、カンボジア人男性は婚姻時には、嫁方の家庭に結納金として最低でも5,000$を支払うというしきたりがあります。

カンボジアの男性は、稼ぎがないと結婚できないという現実の中で生きています。

 

少ない収入に重なる出費。

 

かくして、一般庶民は、苦しい生活を強いられているというのが現状なのです。

 

そんな生活環境の中で、学校に通う子どもたち。

自分も働かなければならない。
家族を支えなければならない。
でも、子供ができることは限られています。

これが、日本なら、教育相談員(スクールカウンセラー)が各校に配置されていて、子どもたちの心のメンタルケアをしていますが、カンボジアではこれは皆無。

 

事実、この記事でも、ほとんどの子が誰にも相談できずに心の内に抱えると記述しています。

 

だからこそ、私たち教育支援活動に携わるものは、子供の心のケアにまで配慮をする必要があると感じます。

 

そのためには、我々には強いメンタルが必要。

 

愛情を与えて、与えて、与え尽くすくらいの気構えが必要なんです。

しかも、太陽の光のように、どの子にも、公平に、無条件に与え続けること。

その源泉となるものは、心の器(うつわ)

 

あなたの心の器は、

どんな色をしていますか。
どんな形をしていますか。
どのくらいの大きさですか。
どのくらいの深さがありますか。

 

教育支援の現場に立つ我々の心の在り方が、常に問われています。

 

子どもたちが、そのことを理由に学業を絶たれることのないように、我々は学びを授けながら、未来への希望を与え続けようと思っています。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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