インターン参加にあたって&私の国際協力

活動レポート

はじめに

皆さま、始めまして。

英語教育インターンシッププログラムへ参加予定の都田将(みやこだまさし)と申します。

私はもともとJICA(国際協力機構)のボランティア事業である青年海外協力隊に参加していた経験から、いつかまた開発途上国支援に何かしらの形で関わりたいと思っていました。

そんな中、チアフルスマイルのインターン活動を知りました。松田代表の思いやチアフルスマイルの草の根で行っている教育支援活動を知り、参加してみたい!との思いが強くなりました。

現地の生活を肌で感じ、インターンに参加する中で、カンボジアの現状や自身がどのように関わっていけるのかを考えるきっかけにしていければと思っています。

こちらのブログを見られている方は、きっとNGOや国際協力に興味がある方が多いかと思いますので、この場をお借りし、簡単ではありますが、私の青年海外協力隊時代の活動も紹介させていただきます。

青年海外協力隊での活動

(写真:外務省: [ODA] 広報・資料 ODAメールマガジン 第263号(「グローバルフェスタJAPAN 2013」開催報告、ニジェール) (mofa.go.jp)

私が派遣された国は、西アフリカのニジェール共和国というところで「砂漠の国」「灼熱の国」とも呼ばれています。日本の約3.4倍の大きな国土で、中部から北部にかけての国土の2/3がサハラ砂漠の超砂漠地帯です。そのため大部分の人は、残りの南部1/3のサヘル地帯に住んでいます。

ニジェールの主要産業は農牧業とウランです。仕事をしている人の90パーセントが農業従事者であり、ニジェール国民の生命線でもあります。しかし、収穫量はどうしても降水量に依存してしまい、頻繁する旱魃や砂漠化のため食糧危機も改善されず、援助などに頼らざる状況であります。

下の写真はニジェールの主要穀物であるミレットです。日本でいうヒエのような雑穀です。右の写真は子供たちが田植えをしている様子です。ニジェールでは雨季の時期になると多くの子供もが家庭を手伝うため駆り出されます。

下の写真はお母さんのお手伝いで荷物を頭に載せて運ぶ子供たち。荷物は手に持たず頭に載せるのが一般的なんです。私も載せて運んだことありますが、慣れると手で持つよりも楽に運べます。右の写真は、小さな女の子ファティが生まれたばかりの弟オマールのおもりをしている様子です。

ニジェールでは、このように子供の頃から家族のために両親の家事や仕事の手伝いをします。日本のような先進国では考えられないことが、ニジェールのような発展途上国では当たり前のこととしてあります。カンボジアにも共通する部分多いと思います。

活動内容

さて、そんなニジェールで私が行った活動は、理科教育支援です。私がニジェールに居たのは2008年~2010年の2年間でしたので、情報がやや古くはなりますが、当時のニジェールの教育はアフリカ開発銀行の援助により、座学を主とした授業の充実を図っていました。

しかし、理科の授業において実験教材を用いた授業の拡充はなかなか進んでいないという状況でした。そこで私は現地で働く理科教師と協力しながら、現地で入手可能かつ安価な材料を探し、それらを使用して、理科実験用の教材作成を行いました。

こちらはペットボトルとキャップ、錐(千枚通し)、小さなビーズで作る顕微鏡です。子供の時に皆さんも一度は見たことがある、顕微鏡で玉ねぎの皮の細胞を見る実験です。顕微鏡は高価なので、日本みたいにすべての中学校・高校にあるわけではありません。

こちらは肺の膨らむ・縮むなどの呼吸の仕組みを説明するためのモデルです。ペットボトルや風船、ビニール袋、輪ゴムで簡単に作れます。

こちらはペットボトルロケットです。ペットボトルと厚紙、木材、空き缶、自転車のバルブで作れます。物理の作用・反作用の原理や飛距離の計算などの説明に使える教材ですが、どこまで飛ぶのかなどの魅力も詰まっています。

作成手順や使用方法を書き記したマニュアル書の作成も行いました。

テレビ局に配属された協力隊員と連携し、ニジェールの国営テレビ番組にて科学実験番組も立ち上げました。

そして「作成した実験教材を一人でも多くの教師に導入してほしい」「一人でも多くの生徒に科学の面白さを体感してほしい」との思いで、首都ニアメ市内の中学校への普及活動を行いました。

下の写真は生徒たちに実験教材の作成方法を教えているときの様子です。右は生徒自らで作成したペットボトル顕微鏡で試料を観察している様子です。

下の写真は、実験がうまくいき喜んでいる様子ですが、世界共通で生徒たちの瞳は輝いていました。

この理科教材普及活動では、約100人の理科教師、約2000人の生徒たちが教材作成と実験に参加しました。微力ながらも科学の不思議さや魅力、学ぶことの楽しさを感じる一つのきっかけになったのではないかと感じています。

 

インターンへの参加を考えている方へ

私の活動の紹介はここまでにして、最後にチアフルスマイルの英語教育インターンシップへ参加したいと考えている方やもちろん迷われている方へもお伝えしたいお話を少しさせて下さい。

それは、現地に行くことでしか分からないことがある、ということです。今はネットやSNSでいくらでも知りたい情報を得ることができるとても便利な時代ですが、それでも実際に経験した人、体感した人に勝るものはありません。

ネットやSNSで知りえた情報は、正しいか間違っているのかは別として、あなたが目で見て、肌で感じて得た情報ではなく、ほとんど全てが周りの人の体験や解釈から知りえた情報です。

もちろん物理的に金銭的に時間的に体験することが難しいことも多くありますが、とかく国際協力や開発途上国での経験というのは、いくら情報を得ても現地にいかないと分からない部分、感じられない部分が多いと思います。

そしてその経験というのは、帰国後どのような分野でお仕事するにせよ、生活するにせよ、あなたのこれからの人生の価値観や考え方などに深みや奥行きを持たせてくれる一助になるものと思います。

英語に自信がなくても、何の知識やスキルがなくても、何歳でも「何かの役に立ちたい」「自分にも何かできることはあるかも」という思いを持っていれば、きっとそれは現地でのインターンをより充実したものにしてくれるでしょう。

私もインターンに参加した折には、ここでぜひ感じたことを皆さんにシャアできることを願っております。また、機会があればここでニジェールのお話ができれば嬉しく思います。インターンが皆さんにとってのかけがえのない経験に、そしてカンボジアの子供たちの笑顔のきっかけになりますように。

 

最後におまけです。ニジェールの生徒たちとの科学実験の動画です。10年以上前のデジカメで画像の粗さはありますが、現地の雰囲気や生徒たちの表情が感じられるかと思います。

一つ目は、静電気の実験です。科学実験で有名なでんじろうさんがよくテレビ番組でやっていた実験のニジェール版です。何人かで手をつないで、静電気を流します。

★動画1:静電気の実験

二つ目は、生徒たち自ら作ったペットボトル顕微鏡を覗いている時の動画です。

★動画2:ペットボトル顕微鏡

三つ目は、校庭でペットボトルロケットを放った時の動画、四つ目は村で子供たちとロケット発射したときの動画です。

★動画3:ペットボトルロケット@学校の校庭

★動画4:ペットボトルロケット@ソトレ村


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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