バレーボールを紹介「Ta am Primary School」を支援訪問
2月1日土曜日にTa am Primary Schoolを訪問してきました。
Arunras Hotel
今回から、新しいホテルに変更しました。コンポントムマーケットへ徒歩で行けるロケーションです。
プノンペンの独立記念塔を模したモニュメントが昨年末に完成しました。
高級なマットを使っているのでベッドで、深い眠りにつけること間違いなしです。
レセプションのソテアンさん。車やバスの手配を手際よくやってくれました。
実は、ソテアンさんの住んでいる村は、Ta amの近くだそうで、道の情報を詳しく聞くとTuktukではいけないのだそうです。
そこで、通常は料金が高くつくために利用することはありませんが、車で行くことになりました。
こちらには、日本のようにレンタカーなんてしゃれたものはありません。
車は高価な乗り物で、ある程度の収入がある人しか持つことができません。こちらに来る方は、そういうことも承知しておいてください。
学校支援訪問の前に問題が・・・
ところが、しばらく進んでいくと・・・・。
ドライバーが、不安そうに運転していましたが・・・。
とうとう、スリップして動かなくなりました。
2トンもある車を一人で押すことはできません。
通りかかった人々を集めて、5人がかりで押して、何とか脱出に成功。
服は、砂まみれです。迂回して、学校へ向かいました。
学校へ到着
Ta am村に入ると、学校が見えてきました。
クメール語の文字をドライバーさんが読んで、Ta am Primary Schoolと書いてあるのを確認しました。
校舎は、数年前に立てられていて、比較的新しいのですが、教材はほとんどありません。
もちろん電気も通っていません。
授業参観
はじめに、幼児クラスの授業を参観。
今日の通訳は、教員養成大学を卒業したばかりのピーロム君です。
彼は、現在、この学校で2年生を受け持っています。
先生は授業を中断しようとしましたが、「どうぞ、続けてください。」と伝えました。
先生が子供たちにとても優しく接しているのが、印象的でした。
子どもたちも、先生の質問にきちんと答えていて、コミュニケーションがしっかりとれている様子でした。
学校は、家族から離れて、第三者との適切な人間関係を築いていく場です。
先生の対応一つで、その質が変わりますので、教員養成大学の学生たちにも私がそのことを重点的に伝えてきました。
交流クラスは4年生19人
さて、4年生のクラスで交流活動の開始です。
簡単に自己紹介した後、
「日本を知っていますか。」と尋ねると、全員が知りません。
他国のことを学ぶのは、もう少し大きくなってからなのでしょう。
ご自分のスポーツ経験を生かして、バレーボールについて紹介しました。
子どもたちにも体験してもらいました。
アンダーハンドパスです。
オーバーハンドパスです。
この子は、呑み込みが早くて、とても上手でした。体全体をばねのようにして使って、パスを返していました。
交流遊び「サッカー」
次は、外に出て、サッカーの試合をやりました。男女混合の2つのチームに分かれました。
ゴールは、ゴム草履を3m間隔で置いて、設置するのがこの学校のやり方でした。
試合開始。
みんな夢中になってボールを追いかけます。
幸い地面は自然の芝でおおわれていて、ほとんどの子供が裸足です。
男の子も女の子も関係ありません。カンボジアのサッカー熱を感じます。
ヘディング。
交流遊び「こおり鬼」
続いて、日本の子供たちの遊び、「こおりおに」です。
はじめは、ご参加者が鬼役です。
鬼にタッチされたら、体が凍るところが子供たちに大受けでした。
みんな必死で逃げます。
足に自信のある子は、わざと鬼に近寄ってきたり・・・。
活動しながら心の距離感が縮まっていくのを感じます。
鬼を交代して、二人に増やします。
そのうちに、芝生の上に転がるようになり・・・。
エキサイトしきったところで終了。
支援物資を手渡し
教室に戻り、子供たち全員にノートと鉛筆を手渡ししました。
この両手を合わせて受け取る子どもの姿に、ご参加者が感動。
ひょっとしたら日本で少し忘れられている礼儀正しさを感じられたのかもしれません。
そこには仏教の教えが根底にあります。
各教室を回り、全校生徒48名に直接手渡しました。
続いて、読書活動をしました。
実は、この学校には図書室もないし、一冊の本もありませんでした。
初めて、お話の本を読み入る子どもたち。
これこそ、本当の支援だと思っています。
私は、2トンの車を全力で押し続けたために、今日は体力的にほとほと疲れてしまいましたが、子どもたちの姿に心はほっこりと癒されました。
最後のお別れの時間
楽しい滞在の時間はあっという間に過ぎてしまいます。
子どもたちと記念撮影です。
先生方とも。
全員で。
最後に、今回の支援に感謝して、校長先生からシルクのクロマーがプレゼントされました。
首にかけてくださいました。
そして、支援の証である感謝状をいただきました。
参加者の感想
大変お世話になりました。
何不自由なく過ごすことができました。本当にありがとうございました。
ずっと国際協力に興味があり、困っている子供達を助けたい、支援したい、なにか役に立ちたい。
自分はそう思っているだけで、実際に行動を起こさなければなにも始まらない、なにもわからない、そう思いました。
なにか行動にしなければ、と思い見つけたのがこのカンボジアでの学校訪問でした。
行く前は少し緊張していましたが、着くと、とても可愛い子供達が温かく迎えてくれて嬉しかったです。
子供達は元気いっぱいで、活発で、素直で、勉強熱心で、本当に素敵な子たちばかりでした。
とくに、わたしが1番印象に残ったことは本やノート、鉛筆を1人1人に渡すときに、全員がわたしの目をしっかり見て手を合わせてお礼を言ってくれたことです。
日本人に足りていないところはこういうところでもあると自分とも重ねてそう思いました。
みんなの目は輝いていて、この子たちに本を寄付することができて、私はとても幸せを感じました。
自分の支援を形に残すことができて本当に嬉しいです。
今日、出会った子供たちが本を使ってたくさん学び、たくさんの幸せを手にすることができることを願っています。
ありがとうございました。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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今日もあなたに素晴らしい一日が訪れますように、オークン。
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