プレイベン州Kdoeang Reay Primary School を訪問

2020年6月23日

続いて先生方との協議を行いました。

まず、自己紹介をした上で、活動の趣旨をお伝えしました。

先生方は、うんうんとうなずきながら聞いています。

こちらから、学校の様子を尋ねました。

在籍児童数は334名、全部で10クラスあるのだそうです。

でも教える教師は8名です。

2名は複数のクラスを持っているということです。

そして、カンボジアの教育の課題や読書指導の充実についてお話をしました。

読書が、言語活動の向上にとても有効であることや、この本のお話は、思考力や判断力をも高めてくれるだろうということもお伝えしました。

先生方からの質問が続きます。

特に日本について関心を持っているようです。

(カンボジアは、パスポートやビザの取得の敷居が高く、一般の人々が簡単には出国できないのです。)

先生方は日本の教育に関心が高いようで、話しを伝え聞いて、それを参考にしているということでした。

教師の給料にも関心を持っていて、大学卒業した新任の先生の給料について聞かれました。

私が約2000$だと答えると驚いて、こちらは250$だと話してくれました。

でも、物価が高いから同じですよと付け加えて、例えば、東京に住むと、半分は家賃に消えていきますと言ったら、ご納得の様子でした。

たいへん気さくな先生方です。

さて、図書室の方では、新しい本が加わり、子どもたちがにわかに活気づいていました。

新しいピカピカの本がよほどうれしいのか、どの子も夢中になって読んでいます。

ほとんどの子が声を出しながら音読しているので、部屋中、クメール語を読み上げる声であふれていました。

音読は、言語活動を活発にさせる読み方ですから、ぜひ続けてほしいと思います。

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