
これまでに70校以上の学校を支援させていただいた実績が、チアフルスマイルと現地の学校とのつながりを深めました。本プログラムも、あなたとカンボジアの子供たちとの橋渡しをさせていただきながら、カンボジア教育局の後援を受けて英語の授業と言う形での無償支援を行うものです。ボランティアマインドあふれる方、子どもが大好きな方のご参加をお待ちしています。
参加期間は、基本、1か月~3か月。「3ヶ月以上」の長期、「2週間~3週間」の短期滞在によるご参加も条件付きで受け付けます。









本プログラムの特長
チアフルスマイルの提案するインターン活動は、街場に住んで学校に通う公私分離型スタイルです。
業務と生活を切り分けますから、ご自分の生活時間を保ちながら、支援活動に携わることが可能です。
現地の生活に自由に関わってみたい方
休日には自分の足で自然や史跡を訪問してみたい方
そんな方には、絶好の条件でインターン活動に関われるプログラムとなっています。
プログラムの特長
1 本物のインターンシップ
2 安心のサポート
3 低料金
4 住居の心配なし
5 インターン活動証明書・感謝状を授与

本プログラムは、単にボランティアを体験したいという軽い気持ちで参加する活動とは異なり、実際に現地の公立学校と関わり、子どもたちの将来の役に立つ本当の支援活動を目指すものです。
安易な気持ちで参加して、子どもたちを傷つける言動をしてしまったり、途中でやる気を喪失してしまったり、という事態になれば、学校関係者や子どもたちへの信頼を失うにとどまらず、後に続く意欲あるボランティアーの方々の活動機会さえも奪うことにもなりかねません。したがって、単にボランティアを体験したいという軽い気持ちの方は、参加をお断りする場合がありますのでご了承ください。
参加資格
①20才以上
②当団体の理念を受け止めた上で、真摯な姿勢で支援活動を行う意思のある方
③子どもたちが好きで、教育に関心の高い方
④カンボジアの文化を受け入れ、現地の生活に溶け込める方
⑤TOEIC500以上、もしくは英検準2級以上をお持ちであることが望ましい
インターン実践校

当プログラムは、他団体が行う自前で学校を作り、一部の子供対象に教育活動を体験するものとは異なり、学校側の了解を得た上で、公教育の課外活動として、現場をお借りし、無償支援活動をさせていただく教育活動です。あなたは、実際に教育実習のような感覚で現場で指導を経験することになります。
赴任する学校は、これまでチアフルスマイルが支援した学校に依頼して、了承を得た上で決定されます。あなたは学校側から望まれて活動を行うことになりますので、当然やりがいも高まることでしょう。
ただし、英語教育を必要としている学校が地方部にあることから、滞在中はそちらにお住いいただくことになります。日本の生活とは違った暮らしになりますので、多少、不便なこともあるかもしれません。それゆえに、様々な生活サポートが行き届くように、プノンペンから近場の比較的アクセスの良い学校を選別しますのでご安心ください。
具体的には、プノンペン(Phnompenh)から50km~100kmほどの距離にあるコンポンスプー州(Kompong Speu)の学校になります。下の図でご確認ください。

カンボジアの田舎の人々は、質素な暮らしをしています。とりわけ、無償でボランティア活動をしてくれる方には、温かく接してくださいますから、支援活動では英語の教育に励みながら、田舎の人情に触れながらカンボジアの手つかずの豊かな自然を楽しむ感覚で取り組んでいただければと思います。
加えて、日本の人々には特に寛容的なことも、我々支援者にとっては大変ありがたいことです。
実践校の一つをご紹介
コンポンスプー州の支援校である第一のインターン実践校は、
Prey Boeng Primary Schoolです。
市内中心部Kron Chber Monから、15㎞ほどのところにある生徒数702名(幼児クラス含む)の小学校です。
こちらの学校には、17名の先生がおりますが、残念ながら英語を指導できる先生は4名しかいません。
英語教育履修対象者である4th grade以上の生徒は約300名おりますので、こちらの学校で同時に4名までのインターン生を受け入れ可能です。



















英語を指導する先生方。左から、4年生担当のリタ先生、5年生担当のソックム先生、そして6年生担当のダヴィ先生とチェンダ先生です。

この先生方と協力して、Prey Boeng Primary Schoolの子どもたちの英語教育の基礎を底上げしていただきます。
子どもたちへの指導をはじめ、教材を作成したりする活動を含め、やりがいのある活動です。
地区の教育モデル校になることを目指し、周囲へ取り組みの輪が広がっていくことを願っています。
なぜ英語教育が必要なのか
プノンペンには、多くのインターナショナルスクールがあります。

授業が一定のカリキュラムに沿って行われ、自宅への送迎までやってくれる学校もあります。
ただし、相当な月額の授業料が必要ですので、ここに通えるのは一部の富裕層の家庭に育つ子どもたちだけです。
対照的に、こちらは地方の小学校です。






学校には教材がほとんどなく、屋根をかけた戸外の教室で学ぶ子たちもいます。
カンボジアは格差社会
90%以上を占める地方の公立学校は、様々な問題を抱えています。
①授業は2部制➡半日しか授業を受けられない
②教師の給料が極めて低い➡教師は課外で私塾を開く
③教師の質が低い➡授業内容が身に付かない
④私用で休む教師もいる➡生徒がほったらかしにされる
⑤教師不足は臨時雇用で補う➡学力の低下
当然、教科書の内容を十分教わらないまま、子どもたちは進級することになります。
そう、カンボジアの学校教育には、貧困だけにとどまらず、様々な見えにくい問題が複合して存在しているのです。
下の表はカンボジアと日本の就学率の比較です。
カンボジア | 日本 | |
小学校就学率 | 77% | 99.6% |
中学校就学率 | 42% | 99.8% |
「授業についていけない。」「家の仕事を手伝わなくてはならない。」
こんな理由で、カンボジアでは、4割弱の子どもたちが中学校を卒業できずに大人になっていきます。
たとえ高校へ進学しても、卒業時には、卒業試験があり、A~Eのランク付けがなされます。
学力が伴わずに進学をあきらめてしまったり、金銭的な理由で仕事に就かざるを得ない生徒たちも多くいます。
こちらの縫製工場労働者のほとんどが、中途退学者です。

お金を払って教育を受けてきた生徒ほど実力をつけて大学に進学し、多くの貧しい家庭に育つ子どもたちは、まともな教育を受けられないまま落ちこぼれていく。
教育格差社会。
こんなところにカンボジアの学校教育における大きな課題があります。
教育の機会均等の一端を担う
近年では、英語を話す若い学生も増えてきました。私がかつて教えていた学生たちも多くは英語教育を受けてきています。ですから、年々教師の質も高まってきていると言えます。

でも、実際には教師の絶対数が足りません。また、英語を全く知らない先生が現場にいることも事実なのです。
それは、彼らの責任ではありません。
カンボジアは、そういう歴史をたどってきたのです。
だからこそ、支援の手を差し伸べることが必要だとご理解ください。
実際に、このコロナパンデミックの世の中において、学びを奪われ、落ちこぼれていく子供たちがいます。

この現状を踏まえて、少しでもカンボジアの子どもたちの力になりたいと思っていただけたら幸いです。

あなたが無償で英語教育を行うことは、教育の機会に恵まれない子供たちに一筋の光を当てることです。また、英語の指導を苦手としている先生方と共に指導研究をすることで、教育現場にも大きな貢献をすることになるのです。

カリキュラム
カリキュラム(指導内容)は、滞在期間に応じて、着任後に下記から抜粋して作成します。もちろん、指導内容については、アドバイスいたしますのでご心配は無用です。

こちらが英語のテキストブックです。教育団体の支援により、教材は整えられていますが、如何せん内容が高度です。私の印象では、この指導内容は、中学校英語の領域です。




インターンシップで指導を行うのは初級クラスですから、子どもたちには学びの敷居を低くして、アルファベットから教えるくらいの構えでいてください。そして、読む・書く・聞く・話すの4領域を、アクティビティを取り入れながら学ばせてあげてください。




Unit | Lesson | Title | Function |
1 | 1 | Hello! | Greeting each other |
| 2 | My name is… | Introducing yourself and others |
| 3 | How old are you? | Asking and Answering about personal things |
| 4 | Review | Greeting someone Talking about name and age |
2 | 1 | What is this? | Talking about things and animals |
| 2 | Is this a pen? | Talking about things |
| 3 | Is this a cake? | Talking about things |
| 4 | Review | Talking about things and animals |
3 | 1 | This is a cat. | Asking and Answering about animals |
| 2 | Is this a car? | Asking and Answering about animals |
| 3 | Is this your …? | Asking and Answering about animals and possession |
| 4 | Review | Asking and Answering about animals and possession |
4 | 1 | My nationality is … | Talking about nationality |
| 2 | Are you Cambodian? | Talking about nationality |
| 3 | Is she Chinese? | Talking about nationality |
| 4 | Review | Talking about nationality |
5 | 1 | There is a … | Describing and asking about singlar nouns |
| 2 | There are … | Describing and asking about plural nouns |
| 3 | How many …? | Describing and asking about the number of things/animals |
| 4 | Review | Describing and asking about singlar and plural nouns |
6 | 1 | What do you do? | Talking about grades |
| 2 | What does she do? | Talking about person’s job |
| 3 | What does your mother do? | Talking about job |
| 4 | Review | Talking about jobs and grades |
7 | 1 | Sok’s wife | Talking about the husband and wife in a family |
| 2 | Sok’s children | Talking about son and doughter in a family |
| 3 | What does your sister do? | Talking about menbers of a family |
| 4 | Review | Talking about menbers of a family |
8 | 1 | At home | Talking about activities at home |
| 2 | In the classroom | Talking about classroom instructions |
| 3 | At brake time | Talking about brake time activities |
| 4 | Review | Talking about daily activities |

現地に滞在する意味
いくら知識で学んでも、やはり、現地でしか分かり得ないことがあります。それは、実感を伴った理解というものでしょうか。考えることよりも、感じることの方が身に染み入るのです。
例えば、
・クメールの歴史
・戦争が起こす現実
・カンボジアの学校現場
・人々の生活感
・子どもたちの純朴さ
・異文化で暮らす感覚
これらのことは、こちらに来た人でしか分かり得ないことです。
現地校への受け入れ承諾から住居の確定まで
まず、事前金として参加費用の一部10,000円をお振込みいただきます。
次に、オンライン説明会にご参加いただきます。その後、ご本人の履歴書(英語)等の書類を送っていただきます。
そして、航空券の取得、インターンの受け入れ承諾、滞在場所の確定、生活資材の搬入へと進んでいきます。
当地での流れ
①渡航の1か月前までに、航空券を購入していただきます。
②インターン校を訪問し、支援者について紹介した上で、受け入れ承諾をいただきます。同時に住居を探します。
③住居の契約・生活物資の搬入に入ります。
具体的な活動内容
1日目 プノンペン国際空港にお迎え、コンポンスプーへの移動、住居へのご案内、夕食
2日目 学校へのあいさつ訪問、簡単なクメール語のレッスン、必要な生活物資の購入、近隣マーケットの案内、バイクの練習
3日目 カリキュラムの作成、授業の準備、教材研究
4日目 教材研究、授業
5日目 教材研究、授業
6日目 教材研究、授業
7日目 教材研究、授業
土日祝日 休日(週末には、ご自分の時間をお過ごしください。)
2週目以降も同様に過ごします。最終日には、子どもたちにご褒美を渡したりしながら、クラスで楽しいお別れ会を企画します。
1ヶ月以上ご滞在の方は、休日を利用して、ぜひアンコール遺跡群観光にもお出かけください。
ご費用について
お支払いいただく金額は、すべてあなたの活動を含めたカンボジアの子供たちへの支援活動に当てられるものです。
滞在期間 | 参加費用 |
1か月 | 80,000円 |
2か月 | 120,000円 |
3か月 | 160,000円 |
1か月の滞在につき | 40,000円加算 |
契約は、3か月更新となります。3か月以上の滞在もご相談に乗ります。
2週間~3週間の短期での活動をご希望の場合には、ホームステイ型インターンへお申し込みください。
ご費用に含まれるもの
送迎費用・現地案内・住居費・光熱費(電気・水道、上限有り)・教材費(教師用、生徒用)・連絡調整費・授業及び生活サポート・ビザ延長サポート
*その他、3か月以上滞在の場合には、自炊に必要な機材を貸与します。
個人でご負担いただくもの
往復航空券
ビザ取得・延長費用(費用は延長の期間で異なります)
食費(月額約100$~200$)
学校までの移動交通費(TukTukでの移動は3名乗車で一人当たり月80$)
レンタルバイク(月額100$)*希望者のみ、台数限定です。*要デポジット100$
観光時の入場料(各所5~10$、アンコール遺跡一日券37$)
*学校関係者や子どもたちへ日本からのお土産をお持ちいただくと喜ばれます。
安心・安全なサポート
カンボジアもかつてのような危険な国ではなくなりました。
おかげ様で、私も危ない目に合うことなく、5年以上ここで生活させていただいております。
海外渡航が初めての方でも、生活すべてにおいて親切・丁寧にサポートいたします。ご安心ください。

空港への送迎
プノンペン国際空港にお越し頂ければ、お迎えにあがり、住居までご案内いたします。帰国時にも、プノンペン空港までお送りいたします。

住居の提供
すぐに生活できる住居をご用意いたします。簡易キッチン、シャワー、トイレに加えて、インターネット環境があるところを選びますので、日本国内とも常時連絡が取れます。簡易キッチンで、自炊もしていただけます。

自炊機材の貸与
食生活も重要です。3か月以上滞在の方には、調理に必要なコンロ・炊飯器等をお貸しいたします。現地の安いローカル食堂での外食を織り交ぜながら、カンボジア料理を楽しんでください。

授業への支援
自信をもって指導を行っていただくために、指導経験豊富なスタッフがあなたの授業や教示作成等のサポートをいたします。子どもたちが喜んで授業に取り組めるような環境を作り出すお手伝いをします。

ビザ延長サポート
カンボジア入国には、ビザを取得する必要があります。観光用ビザ(T)、業務用ビザ(E)の2種類があります。2ヶ月までの滞在は、観光ビザで大丈夫です。2か月以上の滞在の方は、業務ビザを取得してください。3か月~6か月滞在の場合には、延長が必要ですが、そのためのサポートもいたします。

プノンペン観光が可能
プノンペンの各観光名所(王宮、歴史博物館、トゥールスレン虐殺博物館、キリングフィールド、ナイトマーケット見学、シルクファーム訪問、古都ウドン、メコン川クルーズ等)へのアクセスが容易です。

現地の生活エリアをご案内
現地のマーケット、病院、薬局、商店、両替所、携帯ショップなど、必要な施設をご案内します。また、学校までの道順、安全なルートなど、一人で生活できるようにサポートいたします。

学校支援訪問への参加
ご希望があれば、地方部や農村部の学校へ図書を直接届ける学校支援訪問に参加いただけます。100$のご支援で、あなたのお名前で図書を届け、子どもたちとの交流活動をすることが可能です。(詳細は当HPでご覧ください。)

活動証明書の発行
活動終了時には、証明書をお渡しいたします。また、1か月以上の活動者には、学校から感謝状を頂きます。
