オンライン授業のご提案
小中高等学校の先生方に、総合的な学習「国際理解教育」のオンライン授業のご提案です。
Zoomオンラインシステム(無料)を用いて、カンボジア~日本を各学校のコンピュータ室とオンラインでつなぎ、30名以上の生徒たちと対話をしながら、授業を進めることが可能です。
Zoomオンラインシステムの特長
学習テーマ
各学校の必要性、児童生徒たちの実態に応じて、内容をコーディネートします。
はじめに
はじめまして。「CheerfulSmile」代表の松田と申します。
経歴紹介
私は、教師として29年間公立学校に勤務し、子供たちを育てるために真摯に教育活動に取り組んでまいりました。退職後、カンボジアのスバイリエン教員養成大学で教育アドバイザーとして勤務し、現在は、国際協力NGO「CheerfulSmile」を立ち上げ、カンボジアのプノンペンに滞在し、貧困地区の学校に図書支援を行っています。
国際化が進展する現代において、広い視野をもつと共に、異文化に対する理解や、異なる文化を持つ人々と協調していく態度を育てることはとても重要な課題です。
既に、各学校においては、先生方のご努力の元、各教科、道徳、特別活動などの指導の中で、あるいは学校独自の行事などを通して、様々な形で国際理解教育を実践されてきていることと思います。
しかし、日本国内では、実感が伴う国際理解教育の実践には、困難があることも事実です。
とりわけ、現場にいた私には、それがよくわかります。
私も、教師時代に、このような壁に幾度もぶつかってきました。
子どもたちにいい教材はないものか。
心を打つような題材は見つからないか。
と必死になって探したものです。
国際理解教育で、特に重要なことは、多様な異文化の生活・文化・習慣・価値観などについて、「良い、悪い」「正しい、間違い」と評価をすることではなく、「違い」を認め、受け入れていく心です。
そこから、肌の色の違い、生活習慣、文化、考え方、価値観をお互いに尊重し合おうとする態度につながっていくのです。
ご提案する授業のテーマ
私たちが提案するテーマは、
「カンボジアの歴史と人々の暮らしを知ることで、自分たちの生活を見つめ直すこと」
です。
戦争が起こす悲劇は、後の世代にまで大きな影響を及ぼします。
生徒たちを教える教師がいない。
このことにより、次世代を担う人材を育てることができなくなってしまったのです。
子どもたちは、字を読み書きできないまま、大人になっていきました。
その大人が、できる仕事はただ一つ、ものを売ることだけです・・・。
その根幹にあるのが
貧困問題
です。
深夜にゴミをあさる子どもたち。
ものを売り歩く少女。
貧困が、教育を困難にさせます。
そうです、ここには、
学校へ行きたくても行けない子供たちがたくさんいるんです。
このカンボジアの子供たちの姿を学ぶことで、日本の子どもたちは感じ取ります。
生徒たちは、カンボジアのことについて知れば知るほど、日本との違いに驚き、自分たちの生活を見つめ直すようになります。
おそらく、日本人が持つカンボジアのイメージは、危険・汚い・臭いなどの3Kのようなものかもしれません。
しかし、その情報はやや古いもので、首都プノンペンは現在経済発展のさなかにあり、高層ビルが立ち並んでいます。
その反面、地方には学校さえ建てられない貧困な州もあります。
極端な経済格差
こんな現実もあります。
私がお伝えしたい内容は、これらを通して、
真の国際理解の精神を身に付けること
です。
それは、カンボジアを低く見下すことではなく、日本が優越感を持つことでもありません。
カンボジアの姿を通して、現状を知っていただきながらも、こういった貧しいカンボジアの人たちも、一生懸命生きていることを知っていただきたいのです。
なんです。
それは、今後の国際社会の中で、身に付けていくべきものを示唆しています。
授業の特長
1時間の授業における具体的な流れ
1 カンボジアについて知っていることは何ですか。
2 カンボジアの歴史を知ろう。
・スライドショーで学んでいきます。
3 カンボジアが最もその後発展できなくなった一番の理由について考える。
・教育の大切さについて考える場です。
4 カンボジアの人々の暮らしを詳しく見つめてみよう。
・カンボジアの社会や人々の暮らしぶりの写真を見て、感じ取ってみよう。
5 ODAと国際支援活動について理解を深めよう。
・政府開発援助(Official Development Assistance)と具体的な事例。
・民間レベルで行う様々な国際支援活動
6 自分の国を見つめなおしてみよう。
・日本の文化の誇れるところ。
・日本人としてこれから身に付けていこうと思う点。
いかがですか。
長年、日本の教育に携わってきたからこそ、私には、日本とカンボジアをつないでいきたいという意識も働きます。
現在、カンボジアにて教育支援を行っていますが、日本の将来を担う子供たちのことも忘れてはいません。
授業の構成・内容は、ご相談に応じます。
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