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地雷博物館の名前は、アキラーミュージアム

カンボジア国内には、数百万個の地雷がいまだに残されているといわれています。

シェムリアップの町から、バンテアイスレイに向かって車で1時間ほど走ったところに地雷博物館があります。

名前の通り、掘り起こされた地雷や兵器が展示されているのですが、主宰である館長のAKIRA氏の経歴に注目です。

彼のお名前を見て感じられた人もいると思いますが、アキラは日本の名前なんです。

いくつも名前を持っている彼が最後につけたのがこのAKIRAという日本名。

その名前が気に入り、この博物館名をこう名付けたのだそうです。

入り口に向かう通路の両脇には、ミサイルの実弾が展示されていて、思わず肝を冷やされます。

館長のAKIRA氏の願いが書かれています。

地雷は、「LAND MINE」と呼ばれます。

対人用地雷と対戦車用地雷があり、国内に埋められている多くの地雷は対人用の直径15cmほどの小型のものです。

足で踏むと垂直方向に爆裂し、敵を殺傷する兵器です。

実は、地雷という兵器は、殺すことが目的ではなく、けがを負わせてその処置にあたらせることで、兵力の弱体化を目的とする非人道的な兵器です。

実は、彼は元クメールルージュの少年兵でした。

1975年代、両親をクメールルージュに殺され、捕らわれの身になった彼はポルポト軍の兵士として訓練を受けました。

そして、多くの地雷を埋設する作業にあたりました。

シェムリアップ州から、北西方向に埋設場所が集中していることがわかります。

クメールルージュ衰退後、国連軍の下で地雷除去にあたったことをきっかけにして、彼は、地雷除去の活動を自ら行うようになりました。

これまで、数十万の地雷を自らの手で除去してきた彼は、CNNの世界のヒーローベスト10にも選出されています。

その彼が、これまでに除去してきた膨大な数の地雷が館内に展示されています。

彼は、自らの手で埋めた地雷で、多くの人を傷つけてきたことに涙し、自らの過ちを取り戻すかのように、今もなお地雷を除去し続けています。

そんな彼の生きざまをとても尊敬します。

ベトナム戦争時、アメリカ軍によってカンボジア国内に落とされた多くの不発弾も展示されています。

化学兵器と思われるVXガスの容器のようなものもありました。

私も、これまでカンボジアの各地で、足を失っている人を大勢見てきました。

遊んでいて直接地雷を踏んだ少年。
工事現場で作業中に地雷に当たって手を失った方。
地雷の破片で失明した方。

そのたびに、心が痛みます。

彼の人生から、学べることがあります。

人間は、このような非人道的な兵器を作り出してきました。

自分だけは違うと思ってはいけません。

人間の心には、善も悪も両面あるのです。

こういう卑劣な兵器を生み出すのも人間だし、作るのも使うのも決して許してはいけないと思うのも人間です。

戦争に勝ちも負けもありません、悲劇だけを生み出します。

力で相手を制圧しようとすることを心から放棄したときに、あなたの心には愛の芽が生まれます。

要は、どんな心でいるかが最も大切なこと。

心が、思考を作り、行動を生み出していく。

あなたは、あなたの心からどんな行動を生み出していきますか。

 

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