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天空を望む世界遺産Preah Viher(プレアヴィヒア)寺院

カンボジアには、現在UNESCO認定の世界遺産が3つあります。

2008年 プレアヴィヒア寺院
アンコールワット遺跡群とサンボ―プレイクック遺跡は、すでにこのHPの記事でお伝えしていますので、ぜひご一読ください。
かねてから訪れたかったこのプレアヴィヒア寺院に、今回初めて行ってまいりました。
ここは、9世紀末、今から1000年以上前にヒンズー教の寺院として建てられました。
始めは、クメール王朝のヤショヴァルマン1世によって手掛けられた建設は、その後歴代の王の手によって、約300年にわたり増築をされて、現在の姿になりました。
2012年にタイでの新政権発足後、この寺院は正式にカンボジアのものと認められ、現在に至っています。
 
シェムリアップの街からは、県道を北東に進んで230kmほどのところにあります。
朝シェムリアップを出て、途中でコ―ケー遺跡に立ち寄ったので、寺院の20km手前にあるスラアエムという小さな町に一泊しました。
夜はさすがに疲れたのか、すぐに寝こけてしまいました。
翌朝、ラッキーなことに天気は心配いらないようです。
こんな道を進んでいきます。
周りには車はありません。
だんだん山間地に入っていく感じです。
山道に入る手前のチケットブースで10$の入場券を購入します。
世界遺産らしく、英語専用のカウンターがありました。
山頂までは、20分ほど走ります。
山の中腹から見下ろす景色に胸が躍ります。
絶壁に立つ寺院が見えます。
後半には、かなりな急こう配になりますので、一速ギアで駆け上がります。
入場口でチケットの検察があります。
ここからは、徒歩で上ります。
道なりに進んでいくと第5楼門が見えます。
先に解説しておきますと、プレアビヒア寺院は山頂に向かって5つの楼門の頂上に寺院があります。
「天空を望む」とタイトルにもあるように、カンボジアとタイの国境に沿った高い丘陵地にあります。
実は、この場所が国境にあたるため、その領有権をめぐる紛争が両国間でつい最近まで続いており、銃を持った兵士が警備にあたっていたそうです。
現在は、そんな心配は不要です。
この階段を下りてしまうと、タイ側の国境に行ってしまいます。
反対に言えば、この階段を昇ってくる人は、タイ側から来る人たちということになります。
第5楼門は傷みが激しいです。
沐浴場がきれいに保存されていました。
第4楼門は姿かたちがきれいに保存されています。
石を柱状に削る旋盤技術がこの頃にあったと思うと、先人の知恵の奥深さを感じます。
当時のまま残されています。
何かのレリーフでしょうか。
形がほぼ原形のまま残されています。
長い坂道を登って、門をくぐり抜けていきます。
寺院が見えました。
アンコールワットにあるような、ヒンズーの神「ラーマヤーナ」の彫像も見られます。下は仏像の彫刻ですね。
長年の風雪で崩れています。
一つのブロックは、約100kgちかくあります。
人の手で簡単に持ち上がるものではありません。
回廊がきれいに残されていました。
ここを抜けたところは・・・・。
言葉はいらないパノラマ風景です。
カンボジア中が見渡せる景色です。
はるか向こうには、プノンペンがあるのでしょう。
625mの標高の崖の上に、これだけの巨大な石造りの寺院を作る人力と技術に、かつて栄華を誇ったクメール王朝の権力の大きさを感じます。
野生の猿が住んでいるので、スマホを奪われないように注意が必要です。
登る前に立ち寄ったチケットブースも小さく見えます。
1時間はいたでしょうか。
しばらく、心の中で悠久の歴史対話をしていました。
わき道を、降りていきます。
あれ、行きとは違う石段だぞ・・・、降りてみよう。
ずんずん、進んでいると軍服を着たおじさんに呼び止められました。
「ここはタイとの国境だからこれ以上は行けないよ。」
「おお、ソーリー」
と言いながら、来た道を戻ります。
タイ語と英語で書いてある看板がありました。
案内表示板が少なく、初めての観光客にとってはわかりずらいと言えます。
ガイドさんとともに回れば、間違えることはありませんが。
 
帰り道の途中にあるプレアヴィヒア博物館に立ち寄りました。
プレアヴィヒア寺院の見取り図です。
寺院から発掘された像が展示されています。
昨年できたばかりのきれいな館内です。
日本の写真家の撮影した作品が展示されていました。
カンボジアの遺跡マップ。
ビデオシアターは、貸し切りで上映してくれました。
お客さんは、私一人でした。
 
案内しながら説明してくれた若い学芸員さん。
大学院で考古学の修士課程を経て、昨年この地に派遣されたのだそうです。
ベトナム語とタイ語も話します。
帰りがてらに街道沿いに見つけた別荘のような建物。
電線があるので、電気が通っているようです。
ちょうどお昼にスラアエムのホテルに戻りました。
プノンペンまでは無理なので、帰りはコンポントムで一泊して帰ることにしました。
これで、今回は4泊5日で1200km走りきりました。
いろんな人に出会いながら、歴史に浸る旅ができたことに、感謝いたします。

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