カンボジアのKTVでの楽しみ方

2024年1月5日

カンボジアのKTV。

夜のカラオケを通した社交場ですね。

中には、いかがわしいイメージをお持ちの方がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

明るくて、煌びやかで、楽しく歌える・・・・。

カンボジアのKTVは、気楽に、くつろいでお酒が飲める場所と言えます。

以下は、地方のKTVに8人ほどで入った時のレポートです。

入館から指名まで

まず、入館したら、部屋に通されます。

人数により、大きな部屋であったり、小ぶりな部屋であったりします。

今回は、大人数ですので、大きな部屋に案内されました。

席に着くと、ぞろぞろと女の子たちが入場してきます。

私を指名してよと言わんばかりにポーズをとる子。

恥ずかしそうにもじもじしている子。

カメラを向けると顔を隠す子。

*冒頭の写真は、ルールを知らない外国人の私が撮影しています。基本、女の子たちを写真撮影することは禁止です。

そして、案内役の男性が、誰を指名するか一人一人に尋ねていきます。

向こう側では、我々がどのように映っているのでしょう。

ちょっと、ドキドキしますね。

そんな、お互いにお見合いしながら、品定めする時間です。

指名の仕方

さて、当然のことながら、誰もが自分のタイプの子を選びますよね。

この時に、他の7人が次々に指名していくのを見ているのも楽しいものです。

なぜなら、好きなタイプがわかるからです。

「蓼食う虫も好き好き」

とはよく言ったものです。

 

私の場合には、楽しくおしゃべりしながらビールを飲むのが目的。

だから、こちらから指名するのではなく、条件を付けて、向こうに名乗り出てもらいます。

例えば、

「日本人が好きな人。」

「日本のことをもっと知りたい人。」

などと聞いて、絞り込むのがいいと思います。

私は、

「英語が話せる子はいませんか。」

と注文を付けました。

そしたら、横の友達に促されて、後ろの方から恥ずかしそうに手を挙げたのがこの子。You speak English,ok? 

little.

まあ、合格です。

合意したら、手を引いて席へ。

楽しく飲みたいのなら、妥協はしないことです。

加えて、愛嬌の良さげな子を選ぶのがこつだと思います。

この子は、よく笑い、よくしゃべり、よく歌います。

我々の度重なる乾杯にも付き合って、ビールを飲み干します。

やや周囲のカラオケがやかましい中ですが、名前、年、出身、生い立ちなどについて尋ねてみました。

聞いたことには、素直な答えが返ってきます。

お給料もすんなりと教えてくれました。

この店の月給は150$。

非常に少ない給料で働いています。

 

カンボジアでは、こちらから関心を持って聞いてあげること。

それは、相手にとっても、うれしいのです。

私も、自分のことや日本の話題をあれこれと伝えます。

若い子でも、ホンダ、味の素、オカモトなどの単語は、知っていますね。

この子も外国人の私に関心を持ってくれたようですが、お客様のプライベートな部分には決して立ち入っては来ません。

 

さ・・・サービスが良く
し・・・素人っぽく
す・・・素敵な笑顔で
せ・・・セクシーで
そ・・・そっと相手を持ち上げる

 

「さ・し・す・せ・そ」が備わったいい子でラッキーでした。

地方の州には、英語を理解できる人になかなか出会えないので、うれしくてつい会話が弾んでしまいました。

彼女は、中学を中退していて、英語をほぼ独学で学んだそうです。

カンボジアでは、未だに家計の苦しさのために働かざるを得ないケースがたくさんあります。

日本のように、夜の仕事に就いたとしても、大金を稼げることはありません。

だから、個人的にチップをもらうために、サービスをするのです。

もちろん、お客サイドとしても、楽しんでおしゃべりしながら飲むのが目的ですので、サービスが良ければそれに越したことはありません。

 

ちなみに、カンボジアのカラオケには日本の歌もあります。

自分の端末でYou Tubeを接続して、曲を流すのも係の人がやってくれます。

日本の歌を歌うと、不思議な感じがするのか、周りは興味津々。

矢沢永吉の「I LOVE YOU OK」などの歌は、意味が分かりますし、ノリが良かったりしますので結構受けたりします。

かかる金額は?

さて、2時間ほど楽しんだところでお開きです。

どのくらい料金を支払うのか気になりますよね。

この点、カンボジアは大抵のお店が公正な料金で行っていますので、心配無用です。

 

ビールを20~30本、簡単な料理4~5皿、2時間を8人で歌い続けて、支払った金額は合計で100$ほどです。

この時には、接待でご一緒させていただいたので、ごちそうになりました。

 

ただ、脇についた女の子には、それ相応のチップをそれぞれが支払う必要があります。

相場は、最低で、地方では5$、プノンペンでは10$と言われます。

最後に、気に入ってもらえたようで、個人的にSNSの交換をして、お別れしました。

また、案内係やカラオケ音楽の担当者、駐車場係の人々にも多少のチップを渡すのもお忘れなく。

日本人の皆様は、チップの習慣がないため、ここら辺がスムーズにできないと、KTVに入った時に礼儀知らずと見下されることになります。

 

帰り際に待合室をちらっと見ると、残りの指名されなかった子たちは、うつむきながら無言でスマホをいじくっています。

ちょっと、かわいそうな気持ちになりました。

店を出ると月あかりに辺りがぼーっと照らされています。

ほろ酔いの良い気分で、店を後にしました。

総評

カンボジアのKTVは、エッチなことをするような場所ではありません。

危険な目に合うようなところでもありませんし、東京のどこかにあるような法外なぼったくりもありません。

ビールを飲んで、楽しく歌いたい方なら、安心して入店することができます。

紳士的な態度で接すれば、相手もこちらの意をくんで楽しませてくれるでしょう。

相応の金額で楽しく飲める社交場KTV。

最近では、ホストクラブ系もありますので、カンボジアのイケメンを相手に女性も楽しめます。

ただし、首都プノンペンの高級KTVでは、値段が跳ね上がるので承知しておいてください。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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