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カンボジア産の砂糖に潜む諸問題

イギリスのガーディアン紙「The guardian」が『Think of Cambodia before you add sugar to your coffee』という問題提起をしている記事がありました。

「コーヒーに砂糖を入れる前に、カンボジアについて考えて見なさい。」

という警告です。

カンボジアの砂糖の輸出量は、近年急速に伸びでいます。

というのは、EBAというEUの行う貿易免税対象国にカンボジアが恩恵を受け、各地でサトウキビのプランテーション化が行われているからです。

農地が強制的に国に搾取され、これまで農業を行っていた人々は、そのプランテーションで働かざるを得ない状況に追いやられます。

そして、実際に収入が激減した村の人々は、世帯総出で働いているのです。

タイ国境に隣接するコッコン州のチョーク村。

この少年は、11歳の小学校5年生です。

毎朝、母親と一緒に、サトウキビの収穫のために農業用トラクターに乗って農地に出かけます。

炎天下の中、作業をします。

彼に、課せられた作業量は、20本を一束にして、それを100束収穫すること。

本数にしたら、2000本を切り倒して、運び出すことになります。

子どもにとっては、過酷な労働です。

収穫されたサトウキビは、工場に運ばれ、砂糖に加工されます。

その97%は、EU諸国に輸出されます。

輸入関税がかけられていないので、EUの人々は安く手に入れられるわけです。

しかし、彼は、一日中働いても、たった10,000リエル(2.5$)を手にするだけです。

そして、学校へは、週に1~2回行けるのがやっとです。

彼は、

「もっと稼げれば、学校にもたくさん行けるのに。」

と笑顔で話します。

児童労働がいけないという以前に、彼が家族のために働く純粋な心を想うと心を打たれます。

カンボジアの学校に通えない子どもには、こんな裏事情があるのです。

砂糖に限らず、衣料品、食品・・・。

日本でも、安く売りだされているものの背景には、必ず虐げられている人々の存在があります。

また、カンボジアに来て物価が安いと感じたら、少しでもこういう労働者の生活状況について考える必要があります。


 

土地の搾取、児童労働などの問題を含め、カンボジア国内には様々な人権問題が潜在的にあります。

カンボジア国内でも、シュガーケインジュースが一杯1,000リエル(25円)で飲めますが、こういう背景を知ってしまうと、その値段に疑問を持たざるを得ません。

これからは、タックアンパウを飲むたびに、このような人々が過酷な労働をしていることを考えることになるでしょう。

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