カンボジアの水上生活に隠された真実

2020年6月23日

カンボジアの水上生活は、今では多くの観光者が訪れる観光ルートの一つにもなっています。

ボートに乗って、彼らの生活を覗いてみると、驚かされることがたくさんあります。

水の上に浮かぶ家。

ボートが通り過ぎるたびにゆらゆらと揺れ動いています。

彼らは、なぜここで生活しているのでしょうか。

学校までもが水上にあります。

もちろん、生徒たちはボートに乗って通います。

我々にとっては、考えられない日常生活がそこにはあります。

魚を捕るために、ここで生活しているのかとはじめは浅はかな考えが浮かびました。

たらいを巧みに操って、買い物に出かける子ども。

実は、彼らは、カンボジア居住権のないベトナム系住民なんです。

カンボジアでは、カンボジア国籍を持つ者にしか土地の所有権が認められていません。ベトナム系の住民は、たとえお金を持っていても、国籍を証明する法的な書類が無いため、住む土地を手に入れることができないということです。

この水上生活で、彼らは、豪雨の時には、水に流されたり、家屋に浸水することもあります。

ワニに襲われることもあります。

生活排水やし尿も垂れ流しなので、腸チフスや下痢にかかることもたびたびあります。

これが、観光することでは決してわかりえない彼らの本当の生活の実態なのです。


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