スバイリエン教員養成校についての紹介

2020年6月23日

日本からの支援で建てられた理数科棟

ここが、CIESFによる教育の質的支援の現場です。

この建物は、2015年に日本からの支援で作られた理数科棟です。

教員養成校の敷地内に位置しています。また、ここには、付属小・中・高等学校も一緒にあります。ですから、学生たちは、実際にここで教育実習を行うことができます

教員養成校での一日

6:40  自転車で宿舎を出る。
・教室内外の掃除。毎日虫やアリの駆除をしなければならないほど、教室は汚れている。

7:00 授業開始。(授業カリキュラムは別紙参照。)
・一日の打ち合わせ、授業参観、資料作成、業務報告入力、カリキュラム通読、教材整理

11:00 午前中の授業終了

14:00 午後の授業開始
・授業参観、授業考察、明日の予定の確認

17:00 午後の授業終了

*木曜日の午後には、学生は作業の時間(養成校の教師はミーティング)のため授業がないので、その時にだけフリーの時間が確保できる。

使用されている教科書

2年生は、小学校知識、指導法、基本知識の三領域。VVOBというベルギーの支援団体によって作成されたクメール語のテキストに沿って行われる。本年度から、1年生はカリキュラム改編で、指導内容の加除が行われることになっている。

 

数学科のカウンターパート(教官)たち

向かって左からブンター先生(指導法)、中央がソブンナー先生(小学校知識 主任)、右がセイハー先生(基本知識)。どの方も、お願いすれば気持ちよく授業を参観させてくださるし、こちらの助言も快く受け入れてくれます。また、プライベートでも、気さくにおしゃべりができる先生方ばかりです。

指導法の授業

ブンター先生の指導法の授業参観をしました。18個ある所定の教材を各自が作成し、指導案を作成したうえで、模擬授業を行うというものです。

一連の流れが指導力の養成につながることがよくわかります。物を作る授業だけに、学生たちは休み時間を忘れるほど集中して取り組んでいます。

教員養成校の印象

カンボジアの小中学生を毎日のように見て感じることは・・・

  • 制服があります。上が白のシャツ、下は紺か黒のズボンかスカート。
  • 休み時間は、とても賑やかです。女子は、ゴム飛び。男子は、サッカー、草履けり、鬼ごっこ系が人気。
  • 休み時間には、飲料や軽食を売店で購入し、食べている。

教員養成校の学生の印象は・・・

  • 礼儀正しい。
  • 奉仕活動を進んで行う。
  • 自分の考えを進んで話す。
  • 教師(に限らず目上)を敬う。

校舎や教材についての印象・・・

  • 日本のODAによって建てられている校舎なので、日本人に対する敬意が伝わってくる。
  • 教材もVVOBやCIESF、他からの支援により、思ったよりもたくさんあるという印象。


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