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2年生の教育実習を訪問指導

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ピートゥヌー小学校を訪問して

2月13日(火)スバイリエンPTTCから、1kmほどの距離にあるピートゥヌー小学校を訪問しました。

今回は、数学科のCPのソブンナー先生が担当するソフィナロットくんの授業を指導するのが目的です。

ほんの5分ほどで学校に到着すると、まずは校長先生にご挨拶をしました。

悲しい運命の鍵盤ハーモニカ

校長先生は、お話をしながら日本からの支援物資がありますと言いながら、職員室の隅に積まれた段ボール箱を開けて見せてくれました。

そこには、日本の小学生が使っていたと思われる中古の鍵盤ハーモニカが50台ほど梱包されていました。

日本の音楽の授業には、器楽の指導内容がありますが、カンボジアの指導要領にあるのかどうかもわかりません。

そもそも、楽器を個人に持たせて技能を指導することは、現在のカンボジアでは考えられません。

こういう実態を見るにつけ、不要なものをただ単に贈り届けるだけでは、支援にはならないと改めて感じます。

そういえば、あるテレビ番組で、芸能人が同じ使い古しの鍵盤ハーモニカをカンボジアの子たちに配る姿を映していました。しかし、それを家に持って帰ると、親が不用品を買い取るお店で、わずか数ドルのお金に換金していたといいます。

それが現状であることを、支援する人たちは知るべきでしょう。

授業前の子どもたち

担当する学生の配属されている学級へ移動しました。

移動途中の壁に「second hand Japan」の文字を発見。

日本から寄贈された机やいすが教室内にあるのだという。

さて、ソフィナロットくんの担当しているのは、6年生のクラスで生徒は28人です。

ちょうど休み時間だったので、生徒たちは多くが外で遊んでいました。

教室に残っていた女の子数人は、朝ごはんだろうか、プラスティック容器入りのバイサイチュルーク(豚肉乗せごはん)を食べていたところでした。

カンボジアの学校では、給食がない代わりに、子どもたちは、校内で売っている食事類を食べたいときに買って食べています。

納得のいかない授業

さて、授業が始まりました。

学習内容は、「素因数分解の考え方」です。

授業者のソフィナロットくんは、大変まじめな学生です。

例題を提示し、理解したところで、グループでの課題に取り組ませる。

養成校で学んだ通りに指導案を書き、教わった通りに授業を進めていました。

子どもたちは、真面目に活動していたし、よく考えていました。

授業後の指導講評

授業後に、ソブンナー先生から指導がありました。

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おおむね、よく指導できているという感想でした。

彼は、さらにグループ活動において消極的になりやすい子たちに対しての教師がすべき手だてについて具体的に指導をしました。

本物の子どもを前にしてやる授業では、指導案の通りには思考が流れていかないことを彼が一番感じたのかもしれません。

私は長年、子どもの理解の仕方を見届けてきたからこそ、こういう教師にしかわからない微妙な感覚がよく理解できます。

教師という仕事には、経験を積むことでしか得られないものがたくさんあります。

いい経験を積んでいるということでしょう。

ソフィナロットくんの今後の活躍に大いに期待したいと思います。

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