【ゴミ分別かごの設置】プレイボン小学校の環境教育の推進

プレイボン小学校のごみの問題については、以前にも記事に取り上げました。

このごみの散乱を何とかしないと・・・という思いは、先生方も感じてはいます。

学校では、1か所に集めて、焼却処分をしています。

でも、ごみの集積所が野ざらしでは風雨によって散乱してしまいます。

そこで、焼却炉の設置を考えましたが、日本では、昭和の時代に野焼きや焼却炉は、温暖化の問題や大気汚染を引き起こすために禁止されています。

しかも、写真を見れば、一目瞭然。

ごみの多くは、有害ガスを発生するポリプロピレン樹脂の素材です。

でも、地方部のカンボジアでは、野焼きはまだまだ主流のごみ処理の方法なんです。

これ、必要悪とでも言いましょうか。

なぜなら、ごみの回収システムが機能しているのは、プノンペンのごく一部の地区限定であって、地方部や農村部にはパッカー車は存在しません。

ですが、やはり世界的に温暖化が進む中で不良ガスを排出することには、日本人として抵抗があります。

この点については、今週、政府の見解を確認するために、環境局に出向いてみようと思っています。

2000年代に、善意の井戸掘りがヒ素中毒を引き起こした事例が、良い教訓です。

 

もう一つは、ごみのリサイクルシステムを促進する取り組みです。

下の写真は、以前に、支援訪問させていただいたコンポントム州の過疎地にあるPhlong Primary Schoolに設置されていたごみのかご。

校庭が緑におおわれ、きれいに整備されている学校でした。おまけに、カンボジアでは珍しい学校給食があるところで、食育も行われていました。

校長先生が、環境教育を主体的に推進し、先生方にも指導を徹底しているのだそうです。

カンボジアでも、ペットボトルや空き缶は再生されています。値段は安いですが、空き缶などは、2017年ごろ1㎏5,000リエルで買い取ってもらった記憶があります。

この分別かごを設置することを兼ねてから学校側と協議していたところ、本日100,000円のご支援をいただきました。

分別かごを設置することで、

①ごみを放置しなくなる。

②リサイクルのシステムが身近で学べる。

③リサイクルで還元される費用がさらに良い環境を推進する。

 例)火ばさみ・ほうき・ごみ箱などを購入

などのメリットがあります。

こちらは、教育的にも問題は見当たりませんので、障害はありません。

個人的には、雨ざらしにしないためにも、屋根付きで設置したいと考えております。

もちろん、ご支援者様のプレートを入れさせていただきます。

施工業者への依頼、材料の調達など、またまた忙しくなりそうです。

設置し終えたら、各先生方と環境教育の授業を行うことを提案してみようと思います。


最後まで、お読みいただきありがとうございました。

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